TOP›コンサル業界トピックス›コンサル 転職 で成功する人とは
コンサルティング業界へ 転職 する人は増えてきています。未経験からコンサルティング業界へ転職して、コンサルタントとして活躍する人、あるいはその後事業会社の経営陣や経営者として成功する人が増えてきています。
30年前であれば、戦略コンサルティング業界自体の知名度や日本国内での市場規模は大きくありませんでした。そのため、コンサルティング業界へ転職していく人は、一風変わった人や、海外MBAを取得した人など、日本の転職におけるメインストリームではありませんでした。
しかし、現在はコンサルティング業界がハイクラス層の受け入れ場所となりつつあり、転職する人は増えてきました。周りにいる優秀な友人も新卒からコンサルティング業界に就職、もしくは、中途で転職する人もいるのではないでしょうか。
今回は、コンサルティング業界へ転職し、転職後に成功する方法について考えてみました。
ここでいうコンサルティング業界は、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)やベイン・アンド・カンパニーをはじめとする戦略コンサルティングファームや、デロイト トーマツ コンサルティング、アクセンチュアやPwCコンサルティングをはじめとする総合系のコンサルティングファームの両方を指しています。
「コンサルティング業界に転職して成功したいです!」という相談を多く受けますが、「成功」とは何でしょうか。
人によって成功の定義は異なります。
「今までの退屈だった仕事とは異なり、やりがいのある仕事ができるようになった」「年収がアップした」「一緒に働く方が刺激的で上司も尊敬できる」「周りに似たような人たちばかりしかいなかったが、弁護士や医師出身など様々なバックグラウンドを持つ人と働けて楽しくなった」もしくは、コンサルタントを辞めた後の話で「コンサルティング業界で仕事の経験を積んで別の会社で取締役になれた」など様々です。
転職する前にコンサルティング業界で何を達成したら、もしくはどのような姿になれば成功と言えるかを転職前に考えておくことをおすすめします。
面接官や先輩コンサルタントに、「コンサルティング業界に入る前に描いていた姿」と、「その姿にどれほど近づくことができたか?」もしくは「想定していなかった姿になったか?」ということを質問してみると見えるものがあります。
前段落で年収アップを成功の1つの定義として述べましたが、コンサルティング業界に転職すると、年収が上がる人は多くいます。特に平均年収が比較的高くない製造業から転職してきた人にとって年収があがることは魅力的です。ソニーやトヨタ自動車、キーエンスなどの高年収の企業を除くと平均的にコンサルティング業界各社の方が年収が高くなります。
しかし、転職直後は大幅に上がるわけではありません。入社後のプロジェクトで成果を出し続けていくことで昇進し、結果的に年収が上がります。
ただし、「コンサルティング業界へ転職することによる成功」を年収アップだけで考えていると長期的に働くことのモチベーションを保つには難しいものがあります。
クライアントの課題を解決すること、クライアントの課題解決を通して日本や世界にインパクトを与えたいなど、金銭以外のモチベーションを持っておくことで、継続的に働くことができます。結果的に色々なことが達成されて、コンサルティング業界へ転職したことが成功と言えるようになると思います。
コンサルティング業界に転職して成功ではなく失敗したと、ご自身で思われる人も少なからずいます。
転職後に、やりたいプロジェクトができなかった、上司がひどい人だった、プロジェクトメンバーとの波長が合わなかったなど、巡り合わせが悪く結果が出ないという人もいます。
一方で、コンサルティング業界で長く働いていると、自分がやりやすいプロジェクトやメンバーと、そうでないケースを見定めることにもなります。自分にとってはあまり良いとは思えない環境だとしても、やり切って成果を出すという経験を積んでおくことは重要です。
常に、プロジェクトやメンバーの批判など、他責に終始してしまう人にとっては、コンサルティング業界は合わないかもしれません。
成長も成果も自分次第でどうにかなるのがコンサルティング業界です。特に戦略コンサルティングファームであれば、プロジェクトの期間も短いため、難しいプロジェクトを乗り切った後には自分がやりたかったプロジェクトを担当できることも珍しくありません。
良い時、悪い時のご自身の行動こそが転職後の成功を決めると言えます。
前段落にて、ご自身にとって良いとは言えないプロジェクトでも努力が必要という話をしました。しかし、コンサルティングファームの相性もあります。扱っているプロジェクトの種類もコンサルティングファームごとに違いますし、クライアントやインダストリー(業界)にも偏りがあります。
そうしたことから、面接や転職エージェントを通じてコンサルティングファームの情報を収集することは大事なことです。
コンサルティングファームを志望しているにも関わらず転職面接前に情報収集を怠っている人も見受けられます。そうした人は、リサーチ業が比較的多いコンサルティング業界に向いていないかもしれません。
友人や転職エージェントから「あなたは〇〇の会社にいそう」という定性的なコメントも意外と侮ることはできないでしょう。
コンサルティング業界の魅力として、ポストコンサルキャリア(コンサルティング業界を去った後のキャリア)の可能性が幅広いことも見逃せません。
コンサルティング業界出身の人は、多種多様な業界で活躍しているため、社会全体で年々求められています。
残念ながらコンサルティング業界では花開かなかったという人も、他業界で活躍することがあるということを忘れないでください。ただし、数ヶ月や1年程度で辞めてしまってはコンサルティング業界で修行したとはなかなか見なされにくいため、ある程度の期間はコンサルタントとして働いてみることをおすすめします。
体調が悪くなりコンサルタントして働くことが難しい場合は無理する必要はありませんが、心身の状態が良いのに、合わなそうだからすぐ辞めたというのは避けたほうがよいでしょう。
コンサルティング業界へ転職を「成功」と言えるためにも事前の情報収集は入念に行いましょう。
門戸が広がり、総合系のコンサルティングファームは入社するだけであれば以前よりも簡単になってきています。ただし、実際に活躍することや戦略的にキャリアを築いていくためには、サポートをしてもらった方が成功確度も上がります。
当社が運営するSTRATEGY:BOOTCAMPでは、現役のコンサルタントやコンサルタント歴が長い元コンサルタントが転職サポートをしています。
すでにコンサル転職を検討して対策している人や、コンサル転職自体に興味はあるけれど自分が向いているかどうかわからないと悩んでいる人などは、是非お気軽に無料カウンセリングでご相談ください。
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